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本陣会話集 〜アーネスト・ハンゾウ・ライル〜 | ||||||
アーネスト:(全?話)(現在9話) 俺の望みは ルーンファウストを倒すことだけだ そのためなら この命も惜しくはない ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・ああ マックスか すまない 少し ぼーっとしていたよ バルバザークのことを・・・・・・ ヤツに倒された 仲間や部下のことを 考えていたんだ --- ・・・・・・俺の父親も バルバザークによって 殺された 失われた命は 戻ってこないが おまえのおかげで カタキはとれた きっと父も天国で 喜んでいるだろう・・・・・・ そういえば・・・・・・ --- その昔 父から 聞いた話がある この世界のどこかに 『ビラン博士の宝物殿』と呼ばれる 不思議な場所があるそうだ 世界中の珍しい宝を 集めていて その中でも 特に貴重な物を 『ビラン博士の八宝物』と呼ぶ おまえに その宝物の話を 教えてやろう --- まず その第1の宝物 『天使の涙の酒杯』 これは 小さなガラス製の酒杯だ 箱の中に しまわれているというのに 毎年 一滴ずつ 中身がたまっていく どうやら それは天使の涙らしく 酒杯いっぱいに たまった時 それを 飲み干せば・・・・・・ 永遠の命が 得られる そう言い伝えられている 宝だ ちなみに いっぱいまで 天使の涙が たまるには あと600年かかるらしい・・・・・・ --- 『ビラン博士の八宝物』 その第2の宝物 『リーン王の夢見マクラ』 海中に消えた国 アサランドの王 リーンが使っていたという 不思議な マクラだ 寝る前に 希望を言えば その通りの夢を 見ることができる 美女と遊ぶ夢も 世界の王となる夢も 好きな夢が 見られる しかし あまりに 夢が すばらしいため・・・・・・ そのマクラで 夢を見た者は 二度と 現実世界に戻れないという --- 『ビラン博士の八宝物』 その第3の宝物 『キリケの天使のドレス』 昔 地上にひとりの天使が 落ちてきたという その天使の羽根で 縫われたドレスだ 羽よりも軽く 宝石よりも輝き あらゆる貴婦人たちが それを手に入れようと 争った だが・・・・・・ そのドレスは呪われていた 来(着)た者を 空に運ぶのだ いくら願っても ドレスを着た者は 二度と 地上には降りられない・・・・・・ --- 『ビラン博士の八宝物』 その第4の宝物 『ラシケ美人像』 かつて ミザンという国に ナカンダという 天才画家がいた 彼が残した 名画中の名画だ ナカンダの妻 ラシケ その姿を 描いたものだが・・・・・・ あまりの美しさに それを見た者たちは 次々と 失神・・・・・・ 中には そのまま 死んでしまう者もいた それを知ったミザンの王は ナカンダを悪魔と決めつけ 妻とともに 火あぶりにした そして 彼の残した絵も すべて 燃やしてしまった ところが・・・・・・ 問題の『ラシケ美人像』だけは 何者かによって こっそり 持ち出されていたのだ それから 何人もの手を渡り ビラン博士の宝物殿に 運ばれたのだが・・・・・・ 誰の目にも 触れないように 鉄箱の中に しっかりと しまわれているのだ 一度 見てみたいが・・・・・・ 死ぬのはイヤだしな・・・・・・ --- 『ビラン博士の八宝物』 その第5の宝物 『サイユルの極小都市』 手に乗るほどの 小さな 都市のミニチュアだ・・・・・・ それだけなら よくできた 作り物なんだが・・・・・・ そこには 何千人という 小さな人間が住み 暮らしているという ある邪悪な魔道士が ある町を呪い 建物や人を 小さくする魔法をかけたのだ 『サイユルの極小都市』を とり扱う時には 細心の注意が 必要だ 少し揺らしただけで 小さな街の中では 大地震と同じ 被害が出るのだ --- 『ビラン博士の八宝物』 その第6の宝物 『ローレンの天空黒宝石』 あるところに ローレンという名の 農夫がいた 夜中 彼の家の上に ぱらぱらと なにかが 降ってきた 屋根の上に 登ってみると そこには マメつぶほどの大きさの 宝石が たくさん降り落ちていた ローレンはすべての宝石を集め 家の中に 持って入った 宝石は ぜんぶで100個もあって どれも 天使の涙のように 美しい代物だった・・・・・・ だが その中でひとつ 真っ黒な宝石があった とはいえ 他の宝石は とびきり美しい それを売れば 大金持ちになれる ローレンはうれしくて なかなか 寝つけなかった ところが 次の日の朝・・・・・・ 太陽が昇ったとたん・・・・・・ 宝石は ふわふわと浮き上がり ローレンの屋根を 突き破り・・・・・・ そのまま また 天に帰っていったという・・・・・・ ローレンの手に残ったのは 黒く変色した宝石が ひとつだけ・・・・・・ 黒い宝石は おそらく命がなく そのため 空に帰れなかった ローレンは ただひとつ 空へ帰れなかった宝石を 愛おしみ 大事に守り続けたという --- |
ハンゾウ:(全?話)(現在6話) シノビは多くを語らぬもの 戦場に出た時 力を示せば それでよいのだ・・・・・・ お主と こうして 出会ったのも なにかの縁・・・・・・ 拙者が 忍法について教えてやろう 忍法その1 太陽の術 隠し持ちたる レンズを使い 太陽の光を 自在に操る術にござる 太陽の光を集め 強力な光線とし 分厚い鉄に 穴を空けることも 可能でござるが・・・・・・ 昼間しか 使えないのが 弱点でござる・・・・・・ --- 忍法その2 月光の術 夜空に浮かぶ 月の光を用い 人の心を 自在に操る術にござる 月の光は そもそも 人の心に 大きな影響を与えるもの 人の不安 恐怖に忍び込み 戦わずして 敵を敗走させることも 可能な技でござる --- 忍法その3 火炎の術 着物のあちこちに 隠したる 火薬を操る術にござる 爆薬として使い 敵要塞を破壊 その他にも 煙幕 のろし 鉄砲 火薬には 様々な使い道がござるよ おっと! 気になっても 拙者の身体には 決して 触れてはならんでござる この忍びスーツには あらゆるところに 火薬を隠しているのでござる ドン! といっても知らんでござる --- 忍法その4 水走の術 海 川 池 水辺にて 自在に活動するための術でござる ミズグモと呼ばれるアイテムを 両足につけることで 水面を すいすいと走れるのでござる 欠点といえば・・・・・・ 走るのをやめると その場で ずぶずぶと 水に沈むことでござる --- 忍法その5 木霊の術 森の中では 絶対無敵 樹木草花を 味方につける術にござる 草で敵の足をからめとり 花粉にて 敵を痺れさせ 木々の間に 身を隠すのでござる また 薬になり 食すことのできる 草花についての知識も この忍法の ひとつでござる --- 忍法その6 金王の術 地中に眠る鉱石 その場所を 探り当てるための 術にござる 水脈 地形などから 総合的に 推理し 鉱脈を 探り当てる術でござる 地味な術でござるが これにて 我ら一族は 生計を 立てているのでござる --- |
ライル:(全?話)(現在4話) 敵はどこだい? 俺のアサルトキャノンで まとめて ぶっとばしてやるぜ あんたも知っているように 俺は リンドリンドの発明家 クロック先生の弟子なんだ クロック先生は これまで いろんな発明をしてきた その発明品の話を してやるよ まずは・・・・・・ 『万能調理マシン』 材料を入れて ボタンを押すだけで どんな料理もできるんだ すごい発明だろ? だけど まったく売れなかった クロック先生 ひどい味オンチで マシンも 先生の味つけで 料理を作るもんだから・・・・・・ どれも ひどい味だったんだよ --- クロック先生の発明品の話 次は・・・・・・ 『絶対目覚まし時計』だ え? なにが絶対かって? 決まっている 絶対に目が覚めるって 意味さ これは すごいぜ 時間が来ると ベルが鳴って・・・・・・ 絶対に ベルが止まらないんだ これなら 目が覚めるだろ? だけど 買ったお客が みんな怒って 返品の山だ 一時は 先生の家 時計で あふれかえったもんだよ --- クロック先生の発明品の話 次は・・・・・・ 『馬なし馬車』! これはすごい発明だ スチームエンジンを利用して 馬がなくても走る馬車なんだ ところが・・・・・・ スチームエンジンは ひどく熱を持つ ガンツみたいな ヤツでないと 耐えられないんだ 結局 乗ったヤツは全員 火傷・・・・・・ あれも 返品の山だったな・・・・・・ --- クロック先生の発明品の話 次は・・・・・・ 『イヌとしゃべれーる』! この発明はマジですごいぞ! イヌの首輪に似たヤツを 頭に巻くんだ そうすると・・・・・・ イヌの言葉が ぜんぶわかる! それだけじゃなくて イヌ語が 話せるようになる! ただし・・・・・・ イヌ語を話せるかわりに 人間の言葉が 話せなくなる・・・・・・ まぁ 半年もすれば 直るんだけどな・・・・・・ あれもまた 返品の山だったなぁ --- |
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